Izaura

Eric Burdon(エリック・バードン)


エリック・バードン。 


私としては珍しくシンガーとしてのお気に入りミュージシャンです。

元々は画家志望で、美大に通っていたようです。

エリック・バードンの声を始めて聴いた聴衆は彼のあまりにも凄まじい声に度肝を抜かれ、「アニマルズ」のバンド名の元になったり、「黒人より黒い、史上最強の白人シンガー」とまで言われたそうな。

アニマルズ自体がブルーズやR&Bから強く影響を受け、愛着を感じているバンドであるせいか彼の歌唱はそういったところからの影響を感じます。 ただ、彼らと同じように歌を真似て歌っているかというとそうでもなく、常に自分だけの表現を見つけながら歌っているんですね。 ライブアルバムとか聴くと、独特な節回しを感じます。
ブルーズのミュージシャン達は、常に相手とは違うところを見せ付けようとしてその技術を発展させていったわけですから、バードンの歌唱スタイルはそういったミュージシャン達の表現から自然と技術を磨きながら学んでいったのかもしれません。



アラン・プライスとの熱演振りが有名な「朝日のあたる家」。
燃え上がるかのような瞳はどこを見つめてるのか。
かつてのミック・ジャガーが自分達を脅かす存在として最も恐れていたのがビートルズやフーといったバンドではなく彼らだったという話も、この曲を聴いたボブ・ディランがロックへ転向を決意させたのもわかる気がします。

今ではR&Bっていうと若いねーちゃんが踊りながら歌っているイメージがあるんですが昔はこうゆうカッコイイ音楽だったんだぜといっても誰も信じてくれませんw
因みにこの曲は80年代にR&Bがブームになったときにも再びヒットし、ビルボードのチャートの中に数ヶ月顔を見せていたりもします。

アニマルズはその後もヒット曲を連発していくわけですが、人気が絶頂に達した頃に、空中分解してしまうんですね。残念な話だけど。

アニマルズはバンドとしては短命だったわけですが、その後もバードンはバンド名を引き継ぎ、別のバンドとして「エリック・バードン&ジ・アニマルズ」を立ち上げています。

サイケ期のアニマルズのストーンズのカバー、「Paint It Black」
このライブを初めて聴いたときは自分も声が出なくなりました。 凄い。
ある場所では雄叫びを上げ、ある場所ではむせび泣く。彼の表現は凄い。マジでww
このアルバム欲しいんですがアマゾンで探してもどこにもおいてないんですよね。
どうなってるんだろう・・・。
楽器隊の編曲ぶりからも見て恐ろしいまでの才能を感じさせます。

本家の演奏を聴いたのはその後だったんですが、ジョニー・ウィンターの「Jumpin' Jack Flash」同様、本家が異様にショボく感じてしまった。 ごめん。ブライアン(笑)

サイケ期のバードンは特に勢力的に作曲を行っていたようで、ヒットに結びつかなかったものの、名曲が多く、このころの彼は後の評論家達からも高く評価されていたりしますね。
ジミ・ヘンドリックスともこのころ良く交流していたようで彼が関っている曲、気に入っていた曲なんかがいくつかあったりします。
私もこのころのアルバムがお気に入りだったりします。


ヒッピーたちがいろいろな社会で問題を起こしていくのにつれ、剥がれていく60年代のメッキにバードンは失望してしまったようで、70年代にはいると新たなサウンドを模索しようとしたファンクバンド、「ウォー」。
白人と黒人の混合の編成であるこのバンドは革新なサウンドとして多くの人からの人気を得たようですね。

ファンク好きの友達にウォーを聴かせてたら滅茶苦茶気に入っていました。
ウォーの活動に限界を感じたバードンはアルバム数枚で主要人物なのに関らず風のように去ってしまうわけですが、60年代のアニマルズ同様、このころの彼のサウンドは後になってからもビルボードにチャートインしてたりします。


エリックは日本では「朝日のあたる家」以外の印象が殆どないほどの過小評価ですが、才能に関しては、英の4大バンドのミュージシャン等に劣らないものを持ち合わせていたんだと思います。
気まぐれに数々のバンドを渡りあるいた彼はレーベルを跨ぎすぎてリリースが各国でバラバラになりすぎて、どれがオリジナルアルバムなのかがわからない状況になってます(笑)
恐らく、知名度で差がついてしまったのはこうゆう点なのかもしれません。

ただ、自らの表現を求めようと、常に気まぐれに動き回るのは他のミュージシャンには中々できないんじゃないかな。 歌い手としても、ミュージシャンとしても尊敬のできる人だと思います。


因みに最近になってバードンは再びバンドをニューアニマルズとして立ち上げたみたいですね。

http://www.youtube.com/watch?v=g32A8tBLO6c

埋め込みが無効になっていますがYoutubeで聴けるみたいです。
ベースの人が女の人じゃないか・・・!と驚きました。
これがいわゆるかつてのファンに対する再結成てきなものなのかはわかりませんが、私としては新しいエリックのサウンドに是非期待したいもんであります。 うんw
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